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Author Archives: 植地 真美

最後のデート

彼は分っていなかったと思います。 「彼女は俺にベタ惚れだから」 そう周りにも言っていましたし、彼自身もそう思っていたのでしょう。 その日は彼とのデートでした。 彼は何時もと変わりなく、少し偉そうに数歩先を歩いていました。 彼には変わりないデート。 しかし私の中では「これが最後」だと思っていました。 続ける事も出来たのだろうと思っています。 彼はたまにチクリとする一言をいう事がありました。 落ち込んでいる時に 「何だよ面倒くさい」 喧嘩をすると 「女の癖に可愛くない」 そんな小さな言葉たちが心の中に小さく傷をつけていきました。 どんなに小さくても積み重なれば大きなものになりますよね。 私は別れを決意していたんです。 彼との恋愛の中で、沢山の愛情ももらったと感謝しています。 そして傷つけられた事もいつかは「学び」として自分の中に残るでしょう。 たとえ、彼の顔かたち・声を忘れたとしても。 その日1日は私にとって感慨深い1日でした。 「これで最後にしようね」 そう彼に言うと彼は目を丸くしました。 そりゃそうですよね(笑) 私は今までの思いを全てつたえ、その場を去りました。 身勝手な別れ方だったのかもしれませんが 改めて話し合ってもお互いに傷つく言葉しか生まれないような気がしたんです。

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思い切って聞いてみる

彼女は悩んでいました。 「付き合おう」と言われて正式に「恋人」になったはずなのですが、デートらしいデートを1回もしていないと言うのです。 そんな話を聞かされたとき、何を言っているのかと正直不思議に感じました。 付き合っているのに何故デートをしない? 彼が長期出張とか? 色々な理由を考えたのですが、私の考えはどれもハズレでした。 実際に週に1回は会っているそうです。 しかしデートはしない。 どういう事かというと、彼女が彼の家に行く。 ご飯を作って一緒に食べる。 性的な行為をする。 帰る。 それだけらしいのです。 確かにそれでは「デート」とはいえませんし、むしろ自分が彼女なのかどうかさえも疑わしいと思ってしまいますよね。 恋人ならば「どうしてなのか?」と聞いてみても良いのではないかと彼女に言いました。 会うたびにご飯を作って身体の関係を持つ。 そして彼は「じゃあまたね」というだけでは何とも寂しいですよね。 聞くと嫌われてしまうのではないかという不安が彼女自身の中にあったようですが 私は「絶対に聞くべきだ!」と言いました。 たとえ、その答えで彼女が傷ついたとしても‘もし‘身体だけが目的ならば、それを続けてしまった傷のほうが大きいと思ったんです。 彼女は彼に聞きました。 すると彼はとても疎ましいような・面倒くさいような表情をしたようです。 そして彼女自身の決断で「別れよう」と決めたようです。 「何だかすっきりした」 という彼女。 次は素敵な恋愛が出来ますように・・・。

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