「俺はたいした事無いよ」
「俺は‘雑魚‘だから」
そんな風に自分を評価する彼。
彼は幼い頃の環境のせいで自分を「下らない人間だ」と思うようになっていたようなんです。
あまりに過小評価が続き、心を痛めているのではないかと思い
私が病院につれていってみたところ、そんな診断がでたんです。
そんな彼に私は何をしてあげられるんだろう?
そう考えていました。
私から見たら素敵で優しくて賢い彼なのですが、そんな気持ちを言っても
「自己否定」が大前提の彼の心に響くはずはありませんでした。
それからは彼を「観察」するような感覚でした。
小さな変化があったときに「変わったね」と良い意味で伝えていく事。
変わることが素敵で頑張った証だということを言い続けました。
彼は「小さい事だから」といいましたが小さくたって
変化は変化。
私は変化を見つけるたびに褒めるようにしました。
そして彼の為にと思っていた私ですが、私にとっても良い作用がありました。
彼の変化に気が付くたびに彼を好きになっていくんです。
ある種の相互作用が生まれていたのだと思います。
全くトラウマが消えたわけではありませんが、少しずつ明るくなっていく彼をみているのが幸せでたまらない私でした。